【新開発】ATEM StudioConverter無線インカムシステム

私達の放送部では、スイッチャーとカメラとの連絡は、BlackMagic社のStudioConverterとCameraConverterの間にあるインカムシステムを利用しています。

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しかし、”とびとびくん”(無線カメラ)との間には、そのインカムシステムは使えないので、スイッチャーが”とび”に指示を出したいときは、トランシーバに持ち替えて指示を出していました。

そんな面倒なことを解消するために、今回は新しいシステムを開発しました。

その名も、『ATEM StudioConverter無線インカムシステム』!!!

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このシステムですが、StudioConverterのインカムの音声(MIC OUTとH/Phone IN)をトランシーバに接続するシステムです。

ただ、BlackMagicのStudioConverterは、これらのインターフェースはすべてデジタル信号になっていて、放送用のAES/EBU規格の信号になっているらしいのです。

アナログの信号は、ヘッドセット用の1系統のみです。

なぜアナログで出してないか考えてみたのですが、どうやら複数台スタックして使うときに、インカム信号を劣化なく次のシステムにおくる為と思われます。

放送用のインターフェースということで、かなり敷居がたかいなぁー、と思っていました。

TelevisionStudioに使用してる、BEHRINGERのSRC2496が2台いるのかぁーと、調べていると、民生用のデジタルインターフェースS/PDIFとプロトコルの互換があり、SCMSなどのコピーコントロールがないだけということがわかりました。これを見て民生のほうが上位互換かも、と思い、TelevisionStudioで実験してみました。

http://bct.tuinsbcc.net/analog%E2%86%92digital/

この実験の成功から、放送用のAES/EBU規格の変換器でなくても、安い民生用のS/PDIFの変換器を使えることがわかりました。

ハイパーツールズ社のDCT-3とDCT-4を使うことになりました。

トランシーバは、アルインコ社製のDJ-P9(別にアルインコの無線機工場が学校の近くにあるから郷土愛で使っているわけじゃなく、この辺の無線屋さんには、リユース品が安く出回っているから使っています。)を使用しました。

無線機からのPhone出力は直接DCT-4(アナログ→デジタル)のLINE入力に直接入れても問題ないのですが、DCT-3(デジタル→アナログ)の出力は、MICレベル変換して、カップリングコンデンサーを通してPTTスイッチ→無線機のMIC入力にいれます。

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今までは、”とび”との連絡はトランシーバーを直接使っていましたが、これを使用すればStudioConverterのヘッドセットから直接通信ができます。(ただしPTTスイッチは押さなければいけないのですが、VOX機能も検討して、「当面は必要ないか」ということになりました。)

 

どうですか?このシステム画期的(?)だと思いませんか。結構製作に時間がかかっています。

本当は文化祭までに作る予定が・・・今頃。

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